2007年 11月の扉 イソカサゴ

 11月の声を聞くと、今年も一挙に残り少なくなった気がして、何かに追い立てられている様に感じてしまいます。そんな我々の心の中を見透かしたかの様に、コンビニではクリスマス・ケーキの予約が早くも始まりました。

  「ええっ? もうクリスマス? いくら何でも早いんじゃないの?」

と僕もビックリです。しかし、トサカのクリスマスツリーの奥からイソカサゴは揉み手で近寄って来ます。

「いえいえお客さん。12月になってからでは予約が殺到してイブにお手許に届かない場合もありますよ」

などと適当な事を言うではありませんか。

「嘘つけ、毎年25日になったら売れ残ったケーキを投売りしてるじゃないか」

でも、イソカサゴもめげません。

「いえ、今回ご予約頂くケーキは、クリスマスに店頭で販売させて頂いているものとは別の特製ですよ」

「いや、やっぱりやめとこ。もう中年になると生クリームのコッテリはきついからね。これからはクリスマスも和菓子にしますんで。今年は支援の為にとりあえず『クリスマス・赤福』にローソクを立てて祝う事にします」

頑張れ赤福。下戸の盟友、甘党の友!

 2007/11/01 記

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