2006年 正月の扉 大漁旗 |

| 当記事をご覧頂く前に、港の情景 第204回 「空き瓶」 を是非御一読下さい。 |
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明けましておめでとうございます。今年も「富戸の波」をどうか宜しくお願いします。さて、一年の始まりなのですから何かおめでたいお話をと考え、この写真を選びました。(それに、時間も手間もお金も掛かったネタなので、港の情景の与太話だけに使って済ますのは勿体無い気がしたもので・・) 僕は、式と名の付くものはすべて苦手です。葬式、結婚式、卒業式、入社式、授賞式などなど、堅苦しいものは全部駄目です。でも、この話を伺った時だけは、 「ここは僕が何とか一肌脱がねば」 と思ったのでした。僕の知人の富戸ダイバーお二人がこの度結婚の運びとなったとご本人達から伺いました。 「そうかぁ」 富戸で知り合って、共に富戸を潜ったお二人が結ばれるのです。「富戸の波」店主がこれを黙って見過ごす訳には行かないじゃないですか。お二人は敢えて式は挙げないとのこと。じゃあ、ここは僕の気持ちを何か形で表してお二人に差し上げたいじゃないですか。出来るならば、僕らしく 「何の役にも立たないけれど、話のタネにだけはなる物」 です。そこで考えたのが「オリジナル大漁旗」でした。何処にもない旗をプレゼントして、温泉丸に是非掲げたいと思ったのでした。 結婚・出産などの贈答用の大漁旗を扱っているお店は幾つか見つける事が出来ました。でも、どれも僕にはピンと来ないのです。「祝ご結婚」とか「〜君、〜さんへ」なんて文句は恥ずかしいので書きたくありません。もっとポップに、それでいて日本の伝統に則った旗をと考えると、これはもうイチから自分でデザインするしかない事が分かりました。となると、僕が頼ることが出来るのは、本サイトの壁紙や「富戸手ぬぐい」でお世話になったイラストレーターの山本ミカコさんしか居ません。そこで、こんな旗にしたい、ここはこうして、あそこはああしてと相変わらず細かい所まで一々注文をつけてデザインをお願いしました。今回も言いたい放題です。でも、やはりプロの仕事はさすがでした。 そうして染物屋さんから上がったのが上の旗です。うん、とても素敵な出来栄えじゃありませんか。こうなると、 「早く贈りた〜い」 とウズウズです。そこで、或る日、お二人を早朝の富戸に呼び出して「贈呈式」を執り行いました。「式」嫌いの僕が「式」の主催です。前もってダイビング・サービスの方に許可を頂いて、朝イチの温泉丸は僕が貸切りました。と言ってもこの時間にはいつもダイバーの姿は一人もありません。そこで、 「おめでとう〜」 のお祝いと共に大漁旗をスルスルと挙げます。すると、折りしも初冬の風をはらんで旗はゆったりとはためきました。 「う〜ん、素敵ぃ〜」 贈られた人の気持ちは二の次で僕自身が一人で大はしゃぎです。 お二人とも、僕を追い越さない程度に(ここが大切)これからもお幸せに〜。 |
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2006/01/01 記 |