2005年 6 月の扉 クサフグの産卵



 いえいえ、モノクロの写真ではないんですよ。これでもカラーなのです。記事だけでなく写真まで地味で御免なさいね。でも、頭から波をかぶりながらカメラを構えていたこの日の事を思い出すと今も何か胸が熱くなって来ます。そう、昨年の6月、それまで予想もしなかったクサフグの産卵をヨコバマで遂に見る事が出来たのです。

 黄色い卵を産み出すメス、その周りに集まって一斉に放精するオス。そしてそれらを次々に押し流して行く波。ピチピチ跳ねるクサフグ達。普段は目を向けることもないその付近一帯だけ温度が急激に上がっている様に感じられたのでした。

 さて、そうなると

 「じゃあ、今年も産卵があるのだろうか」

ということが気になりますよね。5月下旬の大潮以降、一応注意して浅場に目を凝らしているのですが、今のところどうもクサフグの集まりがよくありません。しょぼい数の個体群が波に揉まれているだけなのです。

 「去年だけの祭りだったのかなぁ」

の思いも頭をかすめるのですが、いやいや、まだ分かりません。正念場の6月に注目です。ああ、今年も

 「産休ですっ」

って上司に言って富戸に向けてバイクを走らせる日がやって来るのでしょうか。

 (2004/06/22 付けログ 「富戸で15の夜」 参照)

2005/06/01 記 
  

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