2004年 4 月の扉 春濁りのアマモ場



 嘗て富戸の港にはアマモがあちこちで揺れていました。浅場の砂地を覆うように、船の底をくすぐるように。でも、数年前、港が浚渫されて以降、その生息域は一気に狭められてしまいました。アマモの地下茎が根こそぎにされてしまったのでしょうか。或いは、港の環境の何かがかわってしまったのでしょうか。
 そして、残されたアマモはほんの一握りほどになってしまいました。それでもウミスズメにとっては絶好の隠れ家であるのか、細い葉っぱの間を縫うように泳ぎ回っていました。これが去年の話です。

 ところが、今年は更にその数を減らし、殆ど絶滅に近い形になってしまいました。今年のウミスズメは一体何処に身を寄せようとしているのでしょうか。
2004/03/01 記 
  

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