2004年 3 月の扉 タカアシガニ |
この年の富戸は厳しい冬を迎えていました。水温は12℃にまで低下して、それが原因と思える魚の死体があちこちで見られました。でもまた同じくそれが原因なのでしょう、タカアシガニがヨコバマに上がって来たのでした。冬の味覚として西伊豆の戸田などでは名物として知られていますが、富戸に現れたのを聞いたのは初めてでした。 長い足を折り曲げてのっしのっしと歩く姿は、世界最大のカニの風格十分でした。 さて、ここで問題です。上の写真はタカアシガニに相違ないのですが、一つ間違いがあります。それは何処でしょう? thinking time start ! チッ、チッ、チッ、チッ・・・・・・・・・ ブーッ さあ、お分かりになったでしょうか。カニレンジャー・ファンの方ならば簡単な問題でしたね。答えは、 「脚の数が足りない」 でありました。ヤドカリの仲間であるタラバガニと違って、タカアシガニは正真正銘のカニの仲間ですから、ハサミ以外に4対の脚がある筈なのです。それが、このタカアシには3対しかありません。よく見ると、脚がもげてしまった跡が見て取れます。まさか、何処かでダイバーに取られてしまった訳ではありますまい。我々には窺い知れない深海での激しい生存競争の証なのでしょうね。 |
| 2004/03/01 記 |