2002年04月の扉 キアンコウ
| 深海魚というのはどうしてこう揃いも揃って異様な形相をしているのでしょうか。そして、どうしてこんなにも人の心をくすぐるのでしょう。僕が円谷プロで働いていたら、彼ら一種一種を見ているだけでも新作怪獣のモチーフ作りには困らないでしょう。 このキアンコウだって、本当にそんなに必要なのかと思えるほどに大きな口、一体何の役に立っているのか分からない仰々しい皮弁、胸ビレなのか腹ビレなのか分からないヒレ。そのどれをとっても自然の妙を感じずにはおれません。 キアンコウの人気は勿論その珍しさにもよるのでしょうが、仮に普通種であっても「異能戦士」の様な彼らの魅力は褪せる事はないでしょう。でも、キアンコウが普通種になって、海底一面にこの「不気味笑顔」が並んで貼り付いていたらさぞや不気味だろうなあ。 |