2002年02月の扉  ヤリイカ

ヤリイカ

 富戸で話題に上るイカと言えば、何と言っても初夏のアオリイカの産卵です。普段はダイバーの姿を見るだけで逃げて行くのに、その時ばかりは手が届くほどの距離にまで寄って来て華麗な舞いを繰り広げます。
 でも、キンと頭が痛くなるほどの水温の真冬の海に現れるヤリイカはまた違った神々しさが感じられます。真っ青な海、輝く太陽を背景にゆっくりとヒレを羽ばたかせながらホバリングしている姿は何かの啓示とすら思われるのです。
 「何を言いたいの。何なの?」
と、寒さも忘れて思わず耳を澄ませてしまうのでした。
  

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