つぶやいて富戸(1997/11/23)


 前日11/22はうねりが強く注意潜水。単独潜水禁止ということで、ポイ
ントを前にしながら泣く泣く帰宅。そして、満を持して翌日11/23。

日時;1997年11月22日
天候;曇り後雷雨・大雨(午後から晴れの予報だったのに)
水温;18度(また1度低下)
海況;7〜10m付近までうねりあり。砂や藻が舞う。
透明度;7〜12m(うねりのせいで先週よりがっくり低下)
人出;3連休の中日の上、IOPを避けた人が流れ、混み混み。

 と、言うことでこのシーズンにしては寂しい条件でした。こんな日は潜っても発散出来ず、独り言の多い内向的なダイビングになってしまいます。

むれむれ

 「あれまっ、今週もタカベの群がきれいだねえ。マアジ、メアジ、カ
 マス(アカカマス?)もからんだ所にブリがお約束で突っ込んできて
 と。これで透明度がよくて日が射していればねえ。それにしても、ウ
 ッ、浅場に浮かんでいるとうねりで揺られて気持ちが悪いんだよね
 え。」

ドン深

 「こんな日は小物を探す集中力が出ないので、人混みを避けて砂地の
 深場に行ってみようかねえ。パクパク、ダイナンウミヘビと。あれっ、
 ハゼの穴が全部潰れてるよお。漁礁のヨスジフエダイもまだ頑張って
 るねえ。でも、何だか寂しいね。あっ、アカエイが飛んだ。」

岩場の大工道具

 「トサカにからむノコギリハギ、岩穴のノコギリヨウジ。コイツらは
 何処がノコギリなんだろうねえ。そんなことをベニイザリと語り合っ
 ても仕方ないか螂蛛B」

海の古典

 「岩穴にコクテンベンケイハゼ。何処が「弁慶」なのかねえ。ウシワ
 カハゼが天敵なのかね(そんなの居ないか)。それともどこかに七つ
 道具を隠しているのかねえ。
 おっ、別の穴にはシュンカンハゼ。こいつは誰にも喜ばれない地味な
 ハゼなんだけど僕は好きなんだよねえ。なんと行ってもシュンカンの
 名が想像力を掻き立てるじゃないの。「瞬間」ではなく「俊寛」でし
 ょ、多分。ということは、仲間に裏切られて遠くに追いやられてしま
 ったような悲しい歴史があるのかねえ。あれま、僕、海の中で泣き出
 してどうするのお。」

もし、岩穴を覗き込んで涙を流している危なげなダイバーを富戸で見てもそっとしておいてやってください。
 

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