
港を望む道路の脇にビッシリと密生している花です。相変わらずの草花知らずの僕は、
「これは僕でも分かるぞ、シロツメクサだな」
と自信満々で頷いていたのですが、念の為にと図鑑を持って来て見比べると何だか様子が違います。どうやらこれは「ヒメツルソバ」という花の様です。「姫」「蔓」「蕎麦」と「日本古来よりの」と言わんばかりの名前を持っているのですが、実はヒマラヤ原産の外来種なのです。
「へぇ〜、ヒマラヤ〜?」
今や標高3m程度の海沿いに生えているこの花の何百代も先祖は標高数千メートルの高山でエベレストを見上げていたかも知れないのです。コテコテの日本人である僕までもが何だか遠い懐かしさを覚えてしまうから不思議です。

金平糖の様に見える花は実はもっと小さな花の集まりです。でも、実際に開花しているのはその金平糖の内のごく一部に過ぎません。こうして少しずつタイミングをずらしながら順番に花を開いて、開花期を少しでも伸ばすと言うのがこれらの花の作戦なのだそうです。こんな小さな植物にも緻密な計算があるんですね。
「それにしても・・」
とおじさんは改めて思います。「ヒメツルソバ」と聞いて、土田よしこさんの「つる姫じゃ〜!」を思い出すのは、これはローガンズ世代の為せる技なのでしょうか。
2007/07/20 記
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