
【2013/06/22 富戸】トラフナマコが立ち上がり始めると、まず放精を確認し、その次には放卵個体の大捜索を始める。ところが、この日もやはり、放精:放卵=10:1程度でしか見つからなかった。これはどういう訳なのだろう。 雌雄の比がそもそもその程度なのか(これは違うと思うな)。 オスの放精はニュルニュルと垂れ流し式なのに対して、メスはたばこの煙を吐き出す様に2分に一度程度一挙に放卵するので、暫く傍で貼り付いていないとそれがメスである事が分からない。その様な見つけにくさ故に放卵個体が少なく見えているだけなのだろうか。 メスは放精が十分になされたのを見定めて時間をおいてから放卵を始めるだろうから、実際の抱卵ピークはこの後だったのかな。 雌雄比は50:50でオスは一シーズン中に何度も放精するけど、メスの一個体あたりの抱卵はそれよりずっと頻度が低いので、オスが多い様に見えるだけなのか。 これ以上の「ナマコ刑事(デカ)」の捜査は科捜研の協力が必要だ。