SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁

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 【SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁】
ひどい。途中で席を立とうかと思う程本当にひどい映画でした。

TVシリーズ作として嘗て放映されたいた作品の映画版である事は知っていましたが、ミステリーである事に変わりないだろうし、ポスターを見てもシャーロック・ホームズとワトソンが進める物語であろうと思えますし、古いイギリスらしさを体現した様なカンバーバッチ主演となると、大外しは無いでしょう。!

ところがです。正体不明の人物や、何だか分からない背景が次々と現れたり匂わされたりして、「これらが明らかになって事件の謎が一気に晴れるんだな」と思っていたら、それらの謎が全く明かされる事無くストーリーはどんどん進んで行くのです。そして、それらはどうやらTV シリーズを見ていないと分からない事らしいと気付いて来ました。

何じゃそれ~?! それって、TVアニメの映画版でよくあるパターンです。つまり、最初からTVファンしか相手にしていないのです。それでも、ここまでひどくないでしょう。

ミステリーなのに全然スッキリしないまま終わったと思ったら、エンドロールが終わってから、出演者へのインタビュー映像がおまけに付いていました。まず僕は、映画作品が終わってからそれを解説する様な語りを同じ作品の中で作り手から聞きたいとは思いません。作品が作り上げた雰囲気がぶち壊しです。しかし、今回はこの内容がまた酷いのです。なんと彼らは、TV シリーズ撮影時のエピソードを延々と語っているのです。今回の映画作品とは何の関係もありません。

こんなおまけ映像、オリジナル版にもあったのか、日本公開用に付けたサービスなのかは分かりませんが、映画への愛情が全く感じられず、「映画なんてTVの為の宣伝材料」と言っている様に聞こえて心底腹が立ってしまいました。 (#9-23)


 【240万の夏】2016上方水中映像祭り 発表作

今年の映像祭りのテーマは10年以上にわたる定点観察のデータの蓄積が背景です。いつかスライドショーにまとめたいと思っていたのですが、昨夏に産卵の現場を続け様に観察出来て、自分の心の中で漸く一区切り付いて作品に仕上げられました。

当初、話したい事を書き出してみると30分近いスライドショーになる事が判明し、泣きながら削って削って漸く5分に押し込みました。このテーマは僕のライフワークとも考えているので、いつかフルバージョンのスライドショーも作ってみたいです。

2016上方水中映像祭り 舞台挨拶


【2016上方水中映像祭り 舞台挨拶】

昨日の上方での発表作「240万の夏」の舞台挨拶です。当日は館内での撮影は禁止なので、事前にプロモーションビデオを温泉丸にて作成しました。

これまでギターなど弾いた事がなかったので、今回発表のスライドショーを作る前(昨年秋頃)から、地元ガイドのマゲちゃん(田副 雄太)にギターを借りて練習を始めました。ですから、今も僕はこの一曲しか弾けず、この作品で使っている7つのコードしか分かりません。

でも、音楽の道はやっぱり険しいわぁ。笑って遣って下さい。

2016 上方水中映像祭り

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 【2016 上方水中映像祭り】愈々、本番を迎え、只今2次会の大騒ぎを終えて帰って参りました。

本日の舞台挨拶の為に、5~6ヶ月の練習を積んでまいりました。毎日何度も繰り返して、練習では間違ったり外したりすることは全くなくなりましたが、やはり本番の舞台には魔物が住んでいます。何箇所か間違ってしまいました。でも、お越しの皆さんにはドッと笑って頂けて幸せでした。また、今日までの緊張感は大変楽しい日々でした。

そして、肝心の皆さんのスライドショーは、今年は大変バラエティーに富み、ストーリー性のあるものも多く、非常に楽しく刺激的でした。更に、お声掛け下さった多くの皆さん、誠に有難うございました。

僕の舞台挨拶の様子と出展作は明日改めて公開致します。今日は疲れました。おやすみなさい。

アユモドキ

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 【京都水族館】上方水中映像祭りに参加するのに前日一日お休みを頂いて、我が家の二人で京都の小旅行です。まずは、5年前に出来た京都水族館からスタート。何も京都に行ってまでも水族館に行かなくてもとも思いますが、ダイバーの旅ですものね。

この水族館は、人工海水100%と言う事と共に、淡水魚の充実した展示が売り物です。

さて、アユモドキの水槽の前に来ると、岩の下で2匹が何やらモゾモゾしています。今の富戸の海で言えば、サビハゼの産卵にも似た動きです。

 「えっ?産卵?」

二人して釘付けになってしまいました。でも、アユモドキの産卵生態なんて何も知りません。アユ科の魚ではなく、レッドデータブック掲載の絶滅危惧種であるという事を知っている程度です。

 「う~ん、こりゃあ、この場から動けない」

眼を凝らしますが、岩の下は暗くて何も見えません。

後ほど調べて、アユモドキはドジョウの仲間で、放卵放精型である事が分かりました。また、産卵は6~8月との事。やはりあれは産卵ではなかった様です。

しかし、遣ってる事は本当に毎週末の富戸の海と同じだなぁ。

ローカル路線バス 乗り継ぎの旅 THE MOVIE

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【ローカル路線バス 乗り継ぎの旅 THE MOVIE】
テレビ東京の人気シリーズの映画化です。鉄道、タクシー、高速道路を使わず、ローカルバスだけを乗り継いで3泊4日の時間内に決められた地点にまで行き着く事が出来るのかに挑む番組です。僕も何度か見た事があり、確かに面白かったです。

テレビ東京らしく、お金は掛けないけれど、設定と展開の工夫だけでゆるく楽しませる工夫を凝らしています。本作の一番の特徴は、太川陽介さんと蛭子能収の コンビでしょう。下衆で自分勝手な蛭子さんと前向きに旅を取り仕切る太川さんの遣り取りが絶妙なおかしみを産んでいます。

今回の映画版では、初めて日本を飛び出し、台湾でのバスの旅でした。

 「恐らく、TV版と同じスタッフでTV版と同じ様にゆるゆるのロケなんだろうな」

と思って観たら、やっぱりその通りでした。でも、これは褒め言葉です。この作品にだれも立派な事など求めてはいないでしょう。ただし、今回はロケ中に台風の直撃を受け、足止めを喰らってしまうと云うハプニングが作品に緊張感をもたらしました。

しかし、蛭子さんの奔放ぶりにちょっとブレーキが掛かっている様に見えたのが気になりました。恐らくカットされた無礼発言がもっとあったのではないかと思います。蛭子さんなんだから、日本中で大目に見てあげて欲しいと思います。
(#9-22)

ボウズコウイカ

160218-bouzukouika.jpg 【2016/02/14 富戸】静かに瞼(なんてものは本当はないのだけれど)を閉じたイカはどうしてこんなにも哲学者なのでしょう。

チャップリンからの贈りもの

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 【チャップリンからの贈りもの】そう言えば、海外ニュースで昔聞いた記憶があるなと云う事件がテーマです。世界の喜劇王・チャップリンは1977年にスイスで亡くなったのですが、その棺を墓場から掘り起して「誘拐」し、「身代金」を要求したという二人組の男が主人公です。

棺を誘拐と言うどこかずれた事件に相応しく、物語は軽いタッチで進んで行きます。でも、その展開が中途半端でした。喜劇と言う程笑える訳ではありません。また、「笑えない喜劇」としての哀しみがある訳でもありません。掘り下げが浅いまま間延びしてしまっていました。

映画ファンとして何より残念なのは、興味ある事件を折角取り上げているのに、チャップリン自身との繋がりが物語の中に殆ど感じられなかった事です。あんなに波乱に富む人生を送り、様々な名作を生み出したチャップリンを物語に深く織り込まない手はないと思います。オマージュと思えるカットや、チャップリンの作品が単に挿入されているだけとしか感じられませんでした。

う~ん、勿体ないなぁ。

あつぎ映画.comシネマ にて(#9-21)


2016 上方水中映像祭り

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 【2016 上方水中映像祭り】さあ、今週末はいよいよ上方水中映像祭りです。海況も体調も良く、仕事の支障が無いにもかかわらず、僕が週末に富戸を離れる唯一の日です。今年も発表の栄に浴する事ができました。

が、作品自体は昨年10月に既に応募しているので今更僕にするべき事はありません。だから、僕が今為すべきなのは当日の舞台挨拶の準備のみです。

 「スライドショーが力及ばず倒れるを辞さないが、舞台挨拶で力尽くさず挫ける事を拒否する」

がモットーの我が家。昨年は、妻に厚化粧して貰って朱美ちゃんと細貝さんでした。またいつどこで出番があるかも知れないと、朱美ちゃんスーツは部屋のハンガーに掛かっていましたが、愈々お役御免です。一方、それに代わる今年の衣装の準備は整いました。バカ夫婦二人での挨拶の練習も昨年以上に毎日重ねて来ました。さあ、本番です。

当日は、館内での撮影は禁止なので、舞台挨拶はライブでしかご覧いただけません。僕のスライドショーを観て下さいとは申しませんが、舞台挨拶を観に、今週末2月20日(土)には大阪海遊館に是非お越しください!

(昨年の舞台挨拶のプロモーションビデオは以下の通りです

キャロル

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【キャロル】

まだ社会的な規範が厳しかった1950年代のニューヨークで、同性で愛し合ってしまった二人の女性の物語です。

これは素晴らしい作品でした。

まず'50年代の時代の表現が非常に精緻です。着ている物、女性の化粧、ヘアスタイル、車、室内の調度のみならず画面の色合いにまでクラシックな空気が漂っています。

同性愛と言う面が本作では注目されがちかも知れませんが、そうしたセンセーショナルな扱いは全く感じませんでした。二人の女性の孤独と不安が繊細ながらも非常にくっきりと描かれ、その魂の交わす視線が観る者の心にもしっかり届きました。

年 配の夫人を演じるケイト・ブランシェットは貫録の演技だったのですが、僕が何より心を惹かれたのは、カメラマンを目指す若い女性を演じたルーニー・マーラ の表情の深さでした。デパート店員として最初に画面に映った瞬間に、何処か不安で自信がないのだけれど愛らしい表情が僕の心を鷲掴みでした。

 「この人、とんでもない女優さんだ」

と言う事が一瞬で感じられるほどです。それから物語の展開と共に微妙に変化し揺れて行く視線の表現が非常に繊細でした。

夜の映画館で、座席に深く腰を下ろしてじっくり観るに相応しい大人の一作でした。ルーニー・マーラにアカデミー助演女優賞が授与されますように。 

TOHOシネマズ海老名 にて(#8-21)

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