第336回  ツムブリ


2008/08/10 脇の浜 砂地中層 水深 12m 水温 26℃ 全長30cm

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 当HPでは、虫眼鏡で見ないとよく分らないようなチマチマした事を取り上げる機会も多くありますが、焼け付くようなジリジリした太陽が照りつける今頃の季節はやはり回遊魚に心が躍ります。

 遠くからボンヤリ現れた青い群れの影。

  「カンパチかな? ブリかな?」

今年はカンパチの若魚の群れが小魚にガンガン突っ込んで行く光景をよく目にします。でも、徐々に近づいて来ると、少しだけツンと尖ったように見える鼻先、そして体側に走る二本のブルーライン。

  「ツムブリの群れだぁ〜!」

富戸の海で観られる魚の青には様々な種類があります。ソラスズメダイの様なメタリックな輝き、タカベの様な深い色合い、そしてこのツムブリの青も他の魚では見られない独特の色彩です。「スマートな青」とでも言えばよいでしょうか。

 富戸のダイビング・エリアで、しかも至近距離で見られる機会は非常に少ないのです。

  「ヒャッホ〜!」

と海の中で叫んだ僕が吐き出す泡に興味を持ってくれたのか、ツムブリの群れは僕の回りを一度だけくるりと回ってから再びスマートに泳ぎ去って行きました。

  「かっこいい〜っ」

僕が女性ならば絶対に惚れてしまうだろうなぁ〜(別に男性が惚れてもいいのですが)などと訳の分らない恍惚に暫し漂っていたのでした。

2008/08/11 記

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