
2007/12/22 ヨコバマ 水深6m 岩場 水温 16℃ 全長4cm
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今回、このヤンセンニシキベラらしい幼魚の事を調べていて「ええっ?」と思った事です。
僕は、この「ヤンセン」と言うのはてっきり琉球方言なのだと思っていました。沖縄の民族楽器である三線(さんしん)などと同じ様な響きがありますよね。また、僕の大好きな歌「ハイサイおじさん」の中にも、
♪ あんせおじさん 二十や余て三十過ぎて ♪
(あんせーおじさん はたちや あまてぃ さんじゅーしじてぃ)
(それならおじさん、二十歳を過ぎて、三十歳を過ぎて)
この「あんせ」の箇所など、そのまま「やんせん」と置き換えても何の違和感もありません。
♪ やんせんおじさん、やんせんおじさん ♪
であります。ところが、この度、この魚の学名が Thalassoma jansenii (タラソーマ ヤンセニイ)である事に初めて気が付きました。この種小名 jansenii の語尾に「i」が付いているのは、それが人名由来である事が多いのです。そこで、英名を調べてみると
Jansen's wrasse とあります。やはり、ヤンセンは人名由来の様です。そうなると、
「ヤンセンさんって一体誰?」
と言う事が気になります。
「そう言えば・・」
と思い出すのは、ムーミンの作者であるスウェーデンのトーベ・ヤンソン(Tove
Marika Jansson)さんでした。とすると、ヤンセンさんもスウェーデンの人なのでしょうか。標準和名を付ける時に、jansen
を「ジャンセン」ではなく「ヤンセン」と敢えて読ませた事からも、ヤンセンさんはドイツや北欧の人なのかなと想像させます。
そこで、あれこれ調べてみたのですが、このヤンセンさんの正体が分らないのです。ヤンセンニシキベラが新種として報告されて学名が付けられたのは1856年と言うから150年も前の事ですので、僕などがその記録を探し出す事などなかなか出来そうにありません。
このベラに名前を留めた何処かの国のヤンセンさんも、遠いアジアの片隅で
♪ ヤンセンおじさん ♪
などと歌われるとは思ってもいなかったでしょう。
2008/01/29 記
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