第237回  オオモンハタ


2005/02/26 ヨコバマ 水深12m 岩場中層 水温 15℃ 全長40cm

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 富戸のお隣のIOP(伊豆海洋公園)には、大型のハタであるクエがもう何年も住み着いているらしい。いいなぁ、一度見てみたい。富戸では一度も見かけた事がありません。

 一方、富戸を代表する大型ハタと言えばこのオオモンハタです。大きな成魚がユラ〜りという感じで一年中何匹も漂っています。でも、そんなに堂々と構えていると見えるのにかなりの臆病者で、慎重に慎重に時間を掛けて近付こうとしても直ぐにふらーっと逃げて行ってしまいます。

 この魚について分らないのが産卵期です。幼魚が砂地の土嚢や岩陰に現れるのが秋頃だから、夏から秋にかけて産卵しているのだろうとは思うのです。しかし、その一方で、

 「こいつはどう考えても腹ボテのメスだろう」

と思える個体がほとんど通年居るのです。とても繁殖期とは思えない3月の今だって不自然にお腹が膨れた成魚がいます。卵が産み出されるまでに人間みたいに十月十日かかるのでしょうか。胎生魚でもないのにえらく非効率なことです。

 それとも、単なる肥満魚に過ぎないのでしょうか。そうだったとしたら、かなりの運動不足ですよ。確かに、全速力で泳いでいる姿なんて見たことがありません。野生の生物なのに怠慢ですね。

 「健康の為に少しは体を動かせよ」

と言いたくもなります。でも、街を歩いていてガラス張りのフィットネス・クラブでこのオオモンハタがマシン・トレーニングしていたら、それはそれでちょっと薄気味悪い。

2006/03/19 記 
  

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