第228回 アミアイゴ 2005/09/30 ヨコバマ 水深2m 岩場 水温 22℃ 全長4cm * * * * |
こいつ、沖縄の空港などでよく見かける魚です。体長3cm程の幼魚が塩漬けにされて「すくがらす」として瓶詰めで売られています。僕はお酒を飲まないのでよく分からないのですが、「いかにも酒の肴」と言った味わいです。 この「すくがらす」になる幼魚達は、夏の旧暦1日の大潮に上げ潮に乗って大挙岸に押し寄せるのだそうです。そんな劇的な瞬間に立ち会ってみたいですよね。「新月の大潮」なんて潮の動きがどうして魚達には分かるのでしょう。本当に不思議です。でも、その習性のせいで、彼らは沖縄の漁師さんに文字通り一網打尽にされてしまう訳です。 富戸の海ではアミアイゴの群れを見る事は出来そうにありませんが、アイゴの幼魚の驚くべき大群は1度だけ見たことがあります。10年近く前の8月の大潮の日でした。ヨコバマの浅場の数十メートル一帯だけがアイゴの幼魚で多い尽くされていたのでした。中層から離れてみると海藻と見分けが付かない色なのですが、少し海底に近づくとそれら全てがアイゴだったのです。恐らく数十万匹単位の群れだったでしょう。僕の姿に気付くとその群れがサーッと逃げるですが、それがまるで海底全体が動く様に見えたものでした。ただ、「すくがらす」などという食習慣がないせいか、これを「おいしそう」とは思えませんでした。 しかし、翌週同じ場所を訪れた時にはその姿は掻き消すようになくなっていました。 「あんなに多くの幼魚が一帯何処に行ってしまったのだろう」 と本当に不思議でした。 |
2006/01/11 記 |
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