第216回  アカハチハゼ


2005/10/22 ヨコバマ 水深7m 岩場と砂地の境
水温 24℃ 全長3cm

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 「もう今年は南からの魚を見る事なく冬に突入してしまうのでは
  ないだろうか」

と思っていたら、ここに来て黒潮が急に伊豆半島に寄せて来ました。それに伴って水温も急上昇。一時は22℃位にまで下がっていたのに、今や24℃です。更に水の色も秋らしい富戸ブルーになって来ました。

 こうなると、

 「この青い潮に乗って南モノが遣って来てるんじゃないか」

と、さもしい根性であちこちをジクジクと探してしまいます。すると、居ました居ました。久しぶりに見るアカハチハゼです。特に、今回の個体は全長3〜4cmと、これまで富戸で見た中では最小サイズです。

 さて、またまたつまらぬ事を気にしてしまうのですが、こいつを見る時、いつも

 「『アカハチ』って何?」

と言う事が気になってしまいます。「ハチ」は恐らく「鉢」、つまり「鉢巻」の鉢、「頭」の事だろうと思います。そこで問題は「アカ」です。「赤」なのでしょうか。でもそうすると、実際とは違います。アカハチハゼの頭部は赤ではなく黄色です。だから、色で名付けるのならば「キハチハゼ」となる筈なのです。

 これまでも「赤 vs. 黄」の構図は当HPでも話題になって来ました。

 富戸で「アカゼ」と呼ばれているムロアジの仲間は体色は黄色です。アカヒメジも体は黄色。アカカマスも海の中では黄色く見えます。

 アカヒメジの「赤」は、陸に上げると黄色い部分が赤くなるからなのだそうですが、アカハチもそうなのでしょうか。でも、そんな事、確かめる事など出来る筈もありません。今や貴重な南の魚を

 「はいはい、ちょっとごめんなさいよ」

などと掬い取って陸に上げたりしたら全てのダイバーから大顰蹙となってしまいます。

 あ〜、アカハチの「アカ」は何なんだぁ〜。

2005/10/24 記 
  

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