第206回  オキナメジナ


2005/07/02 ヨコバマ 水深0.3m 岩場 水温 21℃ 全長8cm

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 こいつには本当に手を焼きます。まず、見かけるのは大抵水深30cm程の場所です。

 ま、それはいいとしましょう。困るのは、その浅い場所で結構泳ぎまわる事です。波打ち際でその動きを追う事はできないので、じっとしていてこちらに回って来て呉れるのを待つしかありません。

 でも、それもいいとしましょう。更に困るのはそれがEnやExのスロープ付近と言う事です。おそらく、それらの表面についた藻類が餌として絶好だからなのでしょう。こいつをよく見ようとすると出入りするダイバーの人達の邪魔にならぬようにせねばなりません。

 でも、ま、それもいいとしましょう。更に困るのは彼らが出現するのは夏の丁度今頃と言う事です。そう、ダイバーで溢れかえるシーズンです。Exスロープにはダイバーの行列が出来たりします。そんな時に、スクーバなど要らないような場所でカメラを構えて動かない男が寝転がったまま動かないのですからそりゃあ迷惑でしょう。

 「ごめんなさい、ごめんなさい」

 でも、僕も溺死体と思われてはいけないので、時々訳もなくフィンをパタパタ〜と動かしたりするのです。

 「生きてますよ〜、魚を見ているだけですよ〜」

すると、不必要に体が動いて折角のシャッター・チャンスを逃してしまうのでした。こいつには本当に手を焼きます。

2005/08/18 記 
  

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