第188回  オオグチイシチビキ


2005/02/13 ヨコバマ 水深8m 岩場中層 水温 15℃ 全長20cm

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 「ああ、こいつがそうなのか」

この魚を見た時、思わず頷いてしまいました。特別目立つ色や形をしている訳ではありません。子供に魚の絵を書かせたら出てくるような見た目です。秋から冬に掛けてこの種の魚を見つけた時には、

 「ああ、アオチビキなんだろうな」

で済ましてしまいます。でも、伊豆の海にはその仲間のオオグチイシチビキと言う魚もしばしば姿を見せるのだというお話を見聞きします。

 「えっ? そんなの見た事ないなぁ」

と僕は少し焦ってしまいます。富戸のアオチビキにしては大きな個体を見かける事があるので、

 「これがオオグチ?」

と目を凝らすのですが、目許から口に掛けて筋が入っています。これはアオチビキの目印なのだとか。


アオチビキの目許

 「やっぱり違うのか・・」

ところが、この日見たのは明らかにこれまでの魚と雰囲気が違っていました。背ビレの端部は黄色いし、背側は淡い赤でした(写真ではそれが再現できませんでした。真横からストロボ撮影すると体が光って色が全て飛んでしまいます)。

 「そうか、これがオオグチなのかぁ・・・」

漸く出会えたのですが、やっぱり地味な魚です。何だかビミョ〜。

 「街で大杉漣に出会った気分」 

とでも言うべき気分です。喜んだ方がいいのか、大した事ないのか・・。

2005/03/03 記 
  

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