第143回  イナズマベラ


  2003/12/06 ヨコバマ 水深8m 砂地藻場 水温 13 ℃

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 秋になると、お腹の赤いイナズマベラのメスがチョロチョロと動き回るのに気付くようになります。数も決して少なくはないし、毎年必ず現れるから、かなり温帯種に近いのではないのかなと思っています。上の写真の個体もほぼオスの体色になっていたので、

 「まだまだ今からでも産卵に間に合わないか」

と思っていたのですが、残念ながらアツアツの光景は見る事が出来ませんでした。そして、正月を越えて暫くしたらとうとう姿を消してしまったのでした。

 「う〜む、やっぱり駄目だったか」

 ところで、この魚を見る時にいつも気になるのが、

 「これの何処が『イナズマ』なのよ?」

という事です。天空に輝く稲妻の様にギザギザした閃光が体の模様の中にあるわけではありません。

 そして、もう一つ気になるのが、稲妻と言えば雷、そう、カミナリベラとの関係です。この2種何か関係があるのでしょうか。でも、両者ともにベラ科であるとはいえ、イナズマベラはキュウセン属ですしカミナリベラはカミナリベラ属です。う〜む。

 竜宮城に行ったら、その襖絵には雷神・風神のように「カミナリベラ」「イナズマベラ」があしらわれているのでしょうか。或いは、「ベラ寺」に初詣に行ったら、仁王像の様に、両種のベラが怖い顔で参詣客を見下ろしているのでしょうか。それはそれで是非見てみたいものですね。

2004/03/18 記 
  

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