第53回  キビレミシマ

キビレミシマ
2000/03/20  ヨコバマ 水深 12m 砂地 水温 14 ℃

 こいつ、大概は砂の中に潜っています。そして、僅かに目玉とギザギザの口許だけを出して身を潜めているのです。 だから、何気なく手を付いた砂地が突然ブルブルッと震えたかと思うと、こいつが砂地から飛び出して来て泳ぎ去ってしまうという事も何度かあります。
 この魚はその名の通り、胸ビレ・尻ビレなどが黄色くて、それを拡げた様は中々に華麗です。でも、中にはそれがえらくくすんでしまったものもいます。そうなるともう駄目です。

 「これは、キビレミシマなの? ミシマオコゼなの?」

さっぱり分からなくなるのです。体の斑紋も両者の識別ポイントと言われていますが、これまた曖昧なものが多くいます。

 なのに、砂から覗く顔だけを見て、

 「キビレミシマが隠れてる」 とか、
 「ミシマオコゼ」

なんて自信満々に書いて紹介しているガイドさんを見ると、

 「さすがにプロの腕は凄いなあ」

と感心してしまうのでした。

2002/05/07 記

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